case38 甘酒を楽しもう。

甘酒を寒い時に飲むとカラダが温まるイメージがあります。しかし歴史をさかのぼれば、江戸時代には夏場の体力が衰えたときにこそ飲むものでした。甘酒は米麹と米、または酒粕を原料に作られます。つまり発酵由来の成分が豊富に含まれていて、成分が栄養補給の点滴とほぼ同じで疲労回復効果が高いと言われています。甘酒に含まれる乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維などが腸内で善玉菌を活性化して、腸内環境が整えられ代謝を高めます。飲むだけでなく、調味料としても使える甘酒。色々な料理で楽しみましょう。



麹でつくる甘酒

米と麹と水でつくるタイプの甘酒。おかゆを炊き、麹を加えて、麹の発酵に最適な温度で8時間ほど保温して作れます。炊飯器や魔法瓶、ヨーグルトメーカーなどでも作れます。アルコール分がないのでお酒が飲めない人や、お子様でも飲むことが出来ます。また、麹菌はデンプンを餌にして糖を作り出しているので、砂糖を加えなくても優しい甘さがあります。


酒粕でつくる甘酒

酒粕と水と砂糖でつくるタイプの甘酒。酒粕は日本酒づくりの最後、もろみを絞った残りなので、アルコール分が残っていて独特のくせがあります。アルコール臭が気になる場合は加熱時間を長くすることで解消されます。酒粕は発酵、分解を繰り返しているので、消化が良く、お通じにも効果があり、代謝力を高めてくれます。





りんご甘酒

りんごの美味しい季節に、すりおろしとジュースを混ぜてこっくりとしたのど越しです。体も温まり、お子様からお年寄りまでお飲みいただけます。
  1. 甘酒50CC・りんごジュース150CC・りんごのすりおろし50CC
  2. 小鍋に甘酒を入れて沸騰直前まで中火で温めます。
  3. りんごジュース・すりおろしたりんごも加えて、温まる程度に火を通して出来上がりです。






甘酒けんちん汁

寒い季節にぴったりのけんちん汁。冬に美味しい根野菜をじっくり炒めて、昆布と椎茸のお出汁で作ります。甘酒を加えることで甘みとこくが増します。冬至の時期に「ん」のつくものを取り入れると縁起が良いとされています。
  1. お好みの根菜(ごぼう・大根など)を小さめの乱切り、こんにゃくを同じ大きさに手でちぎります。
  2. 鍋にだし汁(3と1/2カップ)と材料(具総量約400gぐらい)を加え、アクを取りながら、煮込みます。
  3. 調味料(甘酒:大3/酒:大1/醤油:大2)を加えて味を調えて長ねぎのみじん切りをのせます。






甘酒しるこ

甘酒にあんこを加えてやさしくまろやかなおしるこです。甘酒は程よい甘さで寒い日にぴったりなデザートです。
  1. 甘酒(大2)・あんこ(大4)・水(大4)をしばらく煮ます。
  2. 餅を焼き網等で焼きます。
  3. しるこの鍋に餅を入れて少し温めます。






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