case44 乾物を使おう。

手軽で日持ちして、さらに栄養価も高い乾物。乾物はもともと、旬の食べものをながく食べられるようにと工夫した保存食品です。天日干しをすることでうま味や香り、栄養が増します。使い方次第でさまざまな料理に加えられ、おかずを一品増やしたい時など、重宝する食材です。乾物を丁寧により美味しく戻して、気軽に楽しみましょう。




干ししいたけ

しいたけには旨味成分のグアニル酸など、さまざまな栄養が含まれていて、 食物繊維が豊富で低カロリーでもある健康食材です。 また、カルシウムの吸収を助けるので、カルシウムが豊富な乳製品と一緒に摂ったり、 血圧抑制効果も高いので子供から大人まで家族で楽しめる食材です。
  1. 流水で洗ってゴミを取り除き、容器に入れます。
  2. 容器に入れたら、しいたけがかぶるくらいひたひたに水を入れます。
  3. しいたけの種類にも寄りますが、約6~12時間くらい冷蔵庫に入れて戻します。






ひじき

ひじきには、カルシウムや食物繊維がたっぷり含まれています。 さらにビタミンAが含まれているので、女性にはうれしい食材です。 サラダ、煮付け、まぜごはんなど、さまざまな料理で使える健康食品です。
  1. たっぷりの水で30分~1時間時間程ひたしておきます。
  2. 水洗いを2~3回してざるに取り、お好みの長さに切ります。
  3. 戻したひじきは水気を切って密閉容器に入れ、冷蔵庫に保存します。






切り干し大根

切干大根は、完熟した大根を細かく切り、天日で干して乾燥させた食材です。 天日干しすることで通常の大根に比べてカルシウム、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2などの 含有量が多くなり、栄養価も高くなります。また、食物繊維も豊富な健康食品です。
  1. ボールに入れてかぶるくらいの水を入れて、泡がしっかり出るまでもみ洗いします。
  2. 水気をきってからひたひたの水に20分ほどつけて戻します。






油麩

油麩とは、小麦粉のたんぱく質成分のグルテンを、油で揚げて作ったあげ麩です。 低カロリーでありながら貴重なタンパク源として、古くから精進料理などで肉の代わりとして使われてきた食材です。
  1. バットやボールに入れてぬるま湯に浸し、中の気泡が軟らかくなる程度にもどします。
  2. 調理する方法によって、浸す時間を調整します。
  3. 汁物料理で使用する場合は戻さずそのまま入れて調理出来ます。






乾物料理におすすめのアイテムをご紹介

小鹿田焼 5寸皿

使い勝手の良い、日々の暮らしの彩となる器です。

金山焼 ボウル

「焼き締め」の手法で、深みのある独特の風合いをそなえた器です。

燻椀 IBURIWANCO

汁物や麺類にも使える用途の広いどんぶり椀です。

九谷焼 6寸反鉢

しのぎの美しいラインが白磁の青みを引き立て美しい仕上がりの反鉢です。

SLIPWARE 八角皿

泥しょうで波模様や直線を生地に描く、独特の風合いで存在感のある器です。